2024.06.27
株式会社ダイイチ機設工業に共同投資を実行
【しこく創生2号ファンド】
株式会社ダイイチ機設工業に共同投資を実行
四国アライアンスキャピタル株式会社(本社 愛媛県松山市、代表取締役社長 筒井 健一、以下「SAC」)が管理運営するしこく創生2号投資事業有限責任組合(以下併せて「弊社」)は本日、ニューホライズン キャピタル株式会社(本社 東京都港区、取締役会長 安東 泰志)が管理運営するニューホライズン4号投資事業有限責任組合(以下併せて「NHC」)と共同で、株式会社ダイイチ機設工業(本社 長崎県長崎市、代表取締役 中山 大輔、以下「ダイイチ」)への投資を実行致しましたのでお知らせします。
ダイイチは、大手建設請負会社を主な得意先として、空調機器、冷蔵冷凍機、発電機などの搬入設置工事を手掛けております。高い技術力が求められる半導体工場における施工に豊富な経験を有しており、熟練した担当者が営業から施工までワンストップで対応する体制によって、常に品質の高いサービスを提供してきました。これにより、顧客から厚い信頼を得て、九州一円でその業容を拡大しております。
気候変動危機の要因の一つとして挙げられる温室効果ガスの排出量削減が喫緊の課題と認識されて久しく、いまや120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」を目標に掲げております。日本政府も2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しており、その達成に向けた多くの成長戦略と具体的な施策において、省エネ・再エネ設備の設置が重要な役割を果たすことが見込まれています。また、世界的な半導体関連需要の拡大見通しのもとで半導体メーカー各社が生産能力の増強を目的とした投資を活性化させる中、日本政府も経済安全保障等の観点から半導体の国内生産の確保を企図した誘致の動きを加速させており、特に九州を中心に大規模半導体工場の誘致が次々と実現しています。こうした趨勢の下、弊社は各種設備の搬入設置工事にかかわる豊富な実績とリソースを有するダイイチには更なる成長が期待できると判断し、今回の投資実行に至りました。
また、持株会社の下で、大型プラント工事を主業とする株式会社タカフジ(以下、「タカフジ」)との事業シナジーの創出を追求し、更なる企業価値向上を目指してまいります。
なお、新組織体制としては、代表取締役は中山大輔氏が続投し、弊社、NHC及びタカフジから新たに取締役及び監査役数名を派遣いたします。